おさびし山のホームメードケーキ
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紅茶の効用
お茶は中国では不老長寿の薬とされ、またイギリスで初めて紅茶が売り出されたときも、いろいろな効用が強調されました。それは科学的に証明されたものではありませんでしたが、今となってみれば当たっているものもいくつかあります。今回はそんな紅茶の効用についてご紹介します。

紅茶の成分のうち、体によいとされるのはタンニン(カテキン類),カフェイン,フッ素,タンパク質(アミノ酸)などですが、特にタンニンとカフェインがいろいろな効用をもたらします。それぞれ代表的なものをご紹介しましょう。

●タンニン
紅茶に多く含まれるタンニンはテアフラビンとそれが結合したテアルビジンと呼ばれるもので、紅茶の渋みと赤い色のもととなっています。カップ一杯の紅茶で100〜150mgほど入っています。紅茶は酵素によって酸化(発酵とよびます)させて作りますが、そのときにカテキンが酵素によって酸化されて、苦味渋味が緩和されるとともに、赤くなり紅茶特有の色となるわけです。
このタンニンですが、体内の脂肪が酸化してできる活性酸素の働きを抑える効果があります。活性酸素は細胞の遺伝子を傷つけて、老化やガンを引き起こす要因ともなるもので、お茶を飲むことで、ガンの予防や若さを保つことができるのです。
また、コルステロールの吸収や合成をおさえたり、脂肪を分解してエネルギーに変えることを促す作用もあります。食事のときも口の中の脂肪分を洗い流してくれるので、油っこい料理や生クリームを使ったケーキなどと相性がよいことは、皆さんも感じていると思います。マウスを使った実験では、お茶の成分を含んだ食べ物を与えると太らないことが明らかになりました。ただし一度太ったマウスにお茶の成分を与えてもやせなかったそうです。やせ薬にはならないので、注意しましょう。
他にもウィルスや細菌に対する抗菌作用があるので、食中毒を予防したり、紅茶でうがいをすることで風邪を予防したりすることもできます。
●カフェイン
お茶などの苦味成分であるカフェインは、眠気覚ましとしてよく知られていますが、適量をとることで、大脳の中枢神経を刺激して疲れを取り、覚醒作用で意欲を回復し、利尿作用や強心作用で血液循環や新陳代謝を活発にすることが知られています。要するに気分をよくして、体を元気にするわけですね。
普通にスポーツをすると、持久力を保つためのグリコーゲンから消費されていきますが、カフェインをとってからスポーツをすると、まず皮下脂肪が消費されグリコーゲンが残るので、ダイエットに効果的です。また持久力を必要とするマラソン選手は、途中でとるドリンクに紅茶を入れて、グリコーゲンを先に消費しないようにすることもあるそうです。
●フッ素
紅茶には他のお茶に比べて多くのフッ素が含まれています。ご存知のようにフッ素は歯の組織を強くする働きがあるので、むし歯の予防になるといわれています。タンニンの抗菌作用とあわせて、むし歯予防には最適な飲み物といえるでしょう。

そのほかにも、使い終わったティーバッグを氷水などで冷やして、水気をしぼってからまぶたの上に乗せると、目の疲れをとることができます。また紅茶には強い消臭,吸臭効果があるので、茶殻や使い終わったティーバッグを冷蔵庫やトイレに置いたり、においのついた食器や手にふりかけるだけでも、においがとれます。
また紅茶の出し殻を深めの耐熱容器に入れ、同量の水を入れて5分ほど電子レンジにいれて煮立てると、電子レンジのにおい消しもできます。一度試してみてください。

 

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