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体に良い日本茶−効用編− |
今回は日本茶の成分による効用についてご紹介します。
緑茶には、ガンや糖尿病,高血圧,動脈硬化などのさまざまな生活習慣病を予防するはたらきがあり、また殺菌作用があるなど体のいろいろな働きを調整する機能があるといわれますが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。
●疲労回復
緑茶に含まれるカフェインは、覚醒作用があり、飲むと眠気がとれてすっきりします。これはカフェインによって中枢神経が興奮するためで、それにより血管の拡張や、筋肉の収縮を容易にさせることによる疲労軽減など、さまざまな効果があります。
●ガンの予防
統計によると、静岡県の緑茶生産地の住民の胃ガン死亡率は、全国平均の1/3から1/5と大変低い数字になっています。これは緑茶のガン予防効果によるものと考えられます。緑茶に多く含まれるカテキンは、実験により発ガンと転移の両方をおさえることがわかってきました。
●ダイエット効果
カテキンはデンプンなどが消化によって糖分に変わるのをおさえるはたらきがあり、肥満防止に役立つのではと期待されています。また動物性食品などに含まれるコルステロールの吸収もおさえるので、蓄えられる脂肪の量も減り、体重を減らすことになります。
●心がなごむ
緑茶に含まれるテアニンというアミノ酸により、脳がリラックスしたときに出す脳波であるα波が多く発生することがわかってきました。そのほかにも緑茶には青葉アルコールなどの多くの香気性成分が含まれており、それによるアロマテラピー効果もあります。高温のお湯で出すことで、香りの効果が強くなるわけですね。
●その他
他にもカテキンによる動脈硬化や高血圧,糖尿病の予防、カテキンの抗菌作用による風邪やむし歯の予防など、実にさまざまな効用が緑茶にはあります。日本を代表する健康飲料ともいえる緑茶をぜひ愛飲してみてはいかがでしょうか。 |
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