シュークリームやクリームパン、人気の「萩の月」にも入っているカスタードクリーム。定番ですが人気があり、お菓子作りには欠かせないもののひとつです。今回はその上手な作り方についてまとめてみました。
まずは手順です。分量については、「シュークリーム」10個分ぐらいの目安です。これより少ないと焦げやすくなりますので注意しましょう。
【材料】
牛乳:500cc
砂糖:80g
コンスターチ:20g
薄力粉:20g
卵黄:3個
バニラエッセンス:少々
1.ボウルに卵黄、砂糖、コンスターチ、薄力粉、牛乳半量を加えて、よく泡だて器で混ぜます。
2.鍋に残りの牛乳を入れ沸騰させます。
3.沸騰した牛乳を一度にボウルに入れ、泡だて器でよく混ぜます。
4.裏ごしして、鍋に戻し、中火にかけます。木ベラで八の字を描くように混ぜ、沸騰してから1分ほどふつふつと煮ます。
※焦げやすいので、火加減に注意し、すばやく混ぜつづけながら煮ましょう。
5.バットなど(お皿)にクリームを流し、粗熱をとり(氷水につけたりしてなるべくはやく温度を下げるとよいでしょう)、バニラエッセンスを加えます。
次に上手に作るための注意する点やコツについてです。
(1) 牛乳を沸騰させるときは、少量の砂糖を加えると焦げにくくなります。牛乳を熱すると表面に膜ができ、これがこげる原因になりますが、砂糖を加えると表面に膜ができにくくなります。加える砂糖は1.で加えるものからとりましょう。
(2) 4.でクリームを煮詰めるときは強めの火で煮ましょう。弱火では小麦粉からグルテンが生成されやすくなり、なめらかなクリームになりません。また沸騰してもしばらくは混ぜながら煮続けます。煮るのが少ないと、水分が分離したり腐りやすくなります。
(3) 煮てすぐ使わないときは、表面にバターを塗り、ラップで覆って、冷蔵庫へ。こうすると、表面の乾燥を防ぐことができ、風味もよくなります。
またカスタードクリームは栄養価が高いためいたみやすいので、出来るだけその日に使いきるようにしましょう。
(4) カスタードクリームにチョコレートやインスタントコーヒーを加えることで、チョコ味やコーヒー味のクリームができます。
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