おさびし山のホームメードケーキ
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ふっくらとしたケーキを焼くためには
ベーキングパウダーを入れないで、うまくケーキをふくらませることはできないのかな〜と疑問に思っている方へ!どんなことにも知識とコツと経験が必要です。残念ながら経験を提供することはできませんが、知識とコツ(これも文章だけでは難しいですが)ならお教えできます。これを読んで、ぜひふっくらしたケーキにチャレンジしてみてください。必ずできるはずです。

1.卵の泡立て
スポンジをはじめとするケーキは、主に中に含まれた空気が熱で膨張することによりふくらみます。ということで、いかに材料にうまく多くの空気を含ませるかが、ふっくらとしたケーキへの第一歩です。まず卵の泡立てについて知っておきましょう。
スポンジの作り方には、卵を黄身と白身に分ける「別立て法」と、分けない「共立て法」があります。共立て法は湯せんにかけるなど結構手間がかかりますし、白身だけの方が泡立てやすいので、初心者の方はまず別立て法で作ってみましょう。
コツ(1)
泡立ては手早く、理想は1分ぐらいです。立てすぎると逆に泡が消えていってしまい、泡立たなくなってしまいます。立てていると急に重みを感じるところがあるので、そこで止めましょう。もっともこれは経験を積まないと、なかなかわかりません。
最初は疲れますが、ハンドミキサーなどの機械を使わず手で何度も立ててみて、重みを感じるところをぜひ体でつかんでください。慣れると機械でも、重くなる瞬間がわかるようになります。卵4個ぐらいまでは手のみで、6個以上の時は6〜7分目まで機械でたて、そのあと手で立てるとよいでしょう。
コツ(2)
意外なことですが、泡立てにはボウルや泡立て器の大きさがとても大事です。泡はボウルの壁に当たるところから消えていきます。そのためボウルが大きすぎても小さすぎてもうまく泡立ちません。ボウルと泡立て器の大きさのバランスも大切です。泡だったときに7分目ぐらいになるような大きさのボウルを選び、泡立て器はワイヤー部分がボウルの直径と同じぐらいの長さのものがよいでしょう。
またボウルは普通の半球状のものより、ステンレス製の底の深い円錐に近いような形のほうが泡立てやすいです。泡立て器は目の細かいもののほうが、より簡単に泡立てられます。
コツ(3)
なにごともそうですが、失敗を恐れていてはうまくいきません。思い切って不安を持たずにやってみましょう。その日のテーマを決めてみるのもいいでしょう。たとえば大きく混ぜてみるとか、力を入れるところを変えてみるとか、いろいろ工夫をしてみます。作るときに必ず見る本を1冊決めておいて、そこに失敗したことを書き込んでおくと、同じ失敗を繰り返さずにすみます。

2.材料を合わせる
泡立てた卵に小麦粉を混ぜるときは、一度にさっと混ぜ、さっくりとあわせます。木べらやゴムべらを使い、練らないで下から上に混ぜるようにします。
コツ(1)
混ぜるときに泡だて器は使いません。混ぜすぎることを防ぐためです。また粉は必ず一度に加えるようにします。粉を少しずつ加えたり、混ぜすぎたりすると、こしが出やすくなり、ふっくらとしたケーキにはなりません。
コツ(2)
お酒を少し入れるとふくらましやすくなります。お酒は76℃で沸騰し、水より蒸発が早いのでふくらませるのを助けます。香り付けにもなりますので、試してみてください。
コツ(3)
バターは湯せんにかけて熱くしてから、一度に加えて手早くまぜましょう。熱くしたほうが早く混ぜられます。

3.焼く
初心者はつい焼きすぎる傾向にありますが、焼きすぎは禁物です。レシピに指定された時間の5分前ぐらいから、手でさわって弾力を確認したり(やけどしないように。)、竹串をさして生地がついてこないか確認するなどして、焼き上がりを逃さないようにしましょう。
コツ
焼きあがったらすぐにオーブンから出し、型から抜いてさかさまにふせておきましょう。適当な湿度を保つと表面がきれいにできあがります。逆にオーブンに入れたままにしておくと、水分がとんでぱさぱさになってしまうので、気をつけましょう。


 

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