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ブルーベリーについて |
ヨーグルトやアイスクリームととても相性のよいブルーベリー。その旬は夏から秋にかけてです。健康食品としても人気が高いブルーベリーについて、ご紹介しましょう。
ブルーベリーは、もともとアメリカ北東部で先住民が、自生していたものを食用にしていたのが始まりです。一部は乾燥させて保存し、冬のビタミン源としてとても貴重でした。開拓時代には移住者がそれで命を救われたこともあり、「ブルーベリーはアメリカ人の命の故郷」と言われています。
その野生種を栽培し改良しはじめたのは20世紀はじめからで、とても歴史の新しい果物です。日本には1950年代に輸入されましたが、本格的に栽培されるようになったのは、1975年ごろからです。
ベリーという名前がついていますが、イチゴ(ストロベリー)や、ブラックベリー,ラズベリーなどのキイチゴとは種類が違って、ツツジ科に属する植物です。20cm〜2mぐらいの低木で、晩春に釣り鐘型の白い小さな花が咲き、夏から秋に直径1〜3cmぐらいの青紫色の丸い実をつけます。
その色からブルーベリーの名前がつきました。実は柔らかくて果汁が多く、甘酸っぱくてよい香りがします。皮をむいたり種をとらなくても、そのまま食べられる便利な果物です。
その特長ですが、まずは濃い青紫色のもととなるアントシアニン色素が眼によいということが有名です。第二次世界大戦に参加したイギリス軍のパイロットでとてもブルーベリーが好きな人がいて、毎日ブルーベリージャムをたくさん食べていたのですが、夜間飛行や明け方の攻撃などの暗いときでも、とてもよく物が見えたというのです。そこで学者が研究したところ、アントシアニンに眼の働きをよくする効果があることがわかってきました。
眼の網膜にロドプシンという色素があり、そこに光があたると信号が脳に伝わり物が見えたと感じます。このロドプシンは光の作用によって分解されるのですが、アントシアニンはそれを再合成することを促進します。そのため、眼の疲れがとれ、視野が広がり、夜間でもよく見えるようになるのです。
しかも食べるとすぐに効くという即効性があり、眼の治療薬としても使われています。パソコンや自動車の運転を長時間するような人には、ブルーベリーはおすすめですね。
そのほかにも、食物繊維が豊富で、100gあたりではリンゴやキウイよりも多いので、整腸作用があって便秘にもよいとか、ガンや脳卒中などの成人病や老化の原因になる活性酸素を抑える働きが強いなどの効果があります。
パイやマフィンに入れたり、チーズケーキやヨーグルト,アイスクリームにそえたり、手軽に使えておいしくて体にもとってもよいブルーベリー。ぜひ積極的に使いたい食材ですね。
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