おさびし山のホームメードケーキ
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いろいろな種類のりんご
りんごは、名前がつけられたものだけでも、世界で1万種類以上あるという、とても品種の豊富な果物です。日本でも2000種類ほどあるそうですが、現在出荷されているものは、数十種類です。その中から、おもなものを簡単にご紹介しましょう。

●ふじ
明治時代に初めて日本に輸入された国光と、デリシャスをかけ合わせて作られた品種で、1964年に命名,登録されています。現在日本でもっとも多く栽培されている品種です。紅色の美しい縦じまが特徴で、果汁が多く実がしまっていて、甘味も多く香りも高いので人気があります。日持ちがするのも、人気の理由でしょうか。
●つがる
1930年に青森県りんご試験場で、ゴールデンデリシャスと紅玉から作られた品種です。やや横長の長円形で、紅色の縦じまが入ります。割と早い時期に出回り、ふじに次ぐ生産量をほこっています。果肉はやや固めで甘味も果汁も多いのが特徴です。ただし日持ちはあまりしません。
●ジョナゴールド
1943年にアメリカでゴールデンデリシャスと紅玉を交配して作られた品種です。1970年に日本に導入されました。濃紅色でわりと大きめのりんごですが、甘味と酸味が適度で紅玉に似ており、ジュースや料理、お菓子作りにも向きます。
●王林
ゴールデンデリシャスに印度をかけ合わせた品種で、1952年に命名されました。縦長の長円形で黄緑色をしており、甘味が強くて独特の香りが特徴です。表面にさびのある無袋栽培のもののほうがおいしいです。
●陸奥
ゴールデンデリシャスに印度を交配して、1930年に青森県りんご試験場で作られました。大きくて見栄えがいいので、贈答品によく使われます。寿などの字が出たりんごを見たことがある方も多いのではないでしょうか。本来黄緑色の品種ですが、有袋栽培(袋をかけて日光をさえぎる)で育てて、収穫前に袋をはずして日光に当て、紅色にします。果汁が多く、さっぱりとした甘味と高い香りが特徴です。
●紅玉
明治時代に国光とともに導入された、古い品種です。1968年ごろまでは、国光と2大品種として、日本のりんご生産を支えました。円形でやや小ぶりな実は、鮮紅色で見た目も美しいです。味はやや酸味が強く、料理やジュースによく使われますが、アップルパイなどのお菓子にも最適です。
●ゴールデンデリシャス
1890年にアメリカの農園で発見され、1923年に日本に輸入されました。世界で最も多く生産されています。黄緑色の品種のため、皮に褐色のさびが発生しやすく、外観が悪くなるので、日本では有袋栽培で作られることが多くなっています。果肉は締まっており果汁も多く、甘味酸味が適度ですが、日持ちはあまりしません。

 

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