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フルーツケーキとドライフルーツ |
フルーツケーキには、クィーン・エリザベス・ケーキとヴィクトリア・ケーキと2種類の有名なケーキがあります。 7つの海を征服したイギリスでは、いろいろなドライフルーツを使ったケーキが盛んに作られました。
たくさんのドライフルーツや香辛料を使い焼き上げたのが、クィーン・エリザベス・ケーキと呼ばれ、真っ赤なドレンチェリーを使ったケーキをヴィクトリア・ケーキと呼びます。ともにバターをたっぷり使い、砂糖や卵、小麦粉で作る単純な方法ですが、ドライフルーツや香辛料、ナッツを加えるのが特徴です。どちらのケーキも女王自ら焼かれたと記録に残っています。
果実は、人類が初めて出会った甘味です。保存のために日に干したドライフルーツは、何よりも貴重な自然の恩寵でしょう。自然の恵みを最大限に生かしたフルーツケーキは、文明の象徴として貴族社会に大いに好まれました。
フルーツケーキのレシピはいずれご紹介しますが、今回はフルーツケーキには欠かせない、ドライフルーツの洋酒漬けの作り方を、ご紹介します。
使うのはレーズン・アンゼリカ・ドレンチェリー・パイナップル・りんご・あんずなどのドライフルーツで、スーパーの野菜売り場や手作りお菓子のコーナーなどにあります。
まずドライフルーツを5mm角ぐらいの大きさに刻みます。みんな同じ大きさに刻みます。 刻んだドライフルーツをふたで密閉できる器に入れ、ラム酒をドライフルーツが完全にかぶる位入れます。お酒ががぶっていないとカビる原因になります。もしあれば、ラム酒とブランデーを半量ずつ使うと香りと味に深みが増します。少なくなってきたら、ドライフルーツを刻み足しお酒も足します。
お酒に漬かっているかぎり、腐ったりカビたりすることはないので長く保存でき、また長く漬けるとコクもでてきます。 ぜひご家庭秘伝のお気に入りのドライフルーツを作ってみてください。
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