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節分の意味と由来 |
節分とは季節の変わり目を意味します。そのため、もともと春夏秋冬それぞれに節分がありました。立春,立夏,立秋,立冬のそれぞれの前の日を節分といます。しかし1年の最初は立春から始まるということで、今では立春の前がもっとも有名な節分となっています。
もともと日本では二十四節季といって、季節を二十四にわけますが、立春の前である大寒の最後の日が節分にあたるわけです。
旧暦では、立春の前後に正月がくることが多く、節分は年越しの意味もありました。節分で一番有名な行事は豆まきですが、これは鬼を払い幸福を家にもたらすこと、つまり除災招福の儀式です。鬼を追い払うような儀式は、新年を迎える行事として中国で行われていたものが、輸入されたと言われています。平安時代には大晦日に行われていましたが、室町時代に節分に行われるようになりました。
豆まき自体は、中国の明の時代の習慣が輸入されたといわれていますが、興味深いのは、当時も今とおなじようにちゃんと「鬼は外、福は内」ととなえながら豆をまいていたらしいということです。500年以上も変わらない風習なんですね。
まいた豆を拾って、年の数あるいは年の数よりひとつ多く食べます。昔は新年とともに年をひとつとったので、ひとつ多く食べるのは、その名残とも言われています。 |
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