おさびし山のホームメードケーキ
メンバー用ページメンバー特典のご紹介
Home ケーキレシピ 過去のコラム 道具専科 カロリー計算 What's New 自己紹介 リンク
過去のコラム
 Home > お茶,コーヒー > 手作りビール(2)
 
> 季節の話題
> お菓子の文化・歴史
> お菓子の食材
> 簡単レシピ,コツ
> お茶,コーヒー,お酒
> オーブン,その他
 
手作りビールを作ってみる(2)
前回[手作りビールを作ってみる(1)]は麦汁の糖化まででしたが、今回はその続きです。

糖化を完了した麦汁を76℃まで加熱して酵素の働きをとめます。そして10分ほどゆっくりと麦汁を循環させて、麦芽と分けていきます。
そのあと釜の下から麦汁を取り出して、となりの煮沸用の釜に移していきますが、このとき上からお湯をかけて、麦芽の絞りかすに残った糖分も、すべて麦汁の中に溶け出すようにします。
あとにはたくさんの麦芽の絞りかすが残りますが、畑の肥料にするそうです。ちなみに味はありませんでした。

ホップ煮沸用の釜に移したら、ふたを閉めて100℃まで温度を上げます。そして沸騰を確認したら、香りや苦味をつけるためホップを、3回に分けて入れます。今回使ったのは、苦味をつけるチヌークと、香りをつけるケントゴールディングという種類。ペレット状になっていて、ぱっと見はペットのえさのよう。ただし結構強い香りがします。

そのあと、冷却する機械の中を通して、酵母が活動しやすい20〜25℃まで一気に下げます。この段階のものをもう一度味見させてもらいましたが、甘い麦茶のような感じでした。まだビールという感じはしませんでしたが。
仕込みの作業はここまで。あとはスタッフの方にお任せして、発酵に1週間、熟成に2週間。3週間後の出来上がりを楽しみに、帰途につきました。

そして待つこと3週間。ついにできあがったビールが宅配便で届きました。あらかじめラベルのデザインをデータで渡しておくと、ラベルシールも作ってもらえます。
さっそくラベルを貼って、冷蔵庫で冷やし、ようやくビールとご対面です。飲んでみた感想は、意外(?)とおいしい。コクがあるけれども、スタウトにしてはあまりクセはなく、ちょっと甘口でいけます。アルコール分は5%とやや高めで、飲みごたえがあるビールです。
ついにビールができました

ちなみにこの体験コースは、全工程が4時間ぐらい。今回は朝10時から始めて、途中茨城の食材を使った昼食もいただき、ついでにできたてビールも飲みながら、楽しく作ることができました。
ビールができる工程もわかるし、なんといっても自分たちで作ったビールを飲むのは、あまりできない体験です。
ぜひご家族や友人と楽しんでみてはいかがでしょう。


 

おさびし山のホームメードケーキ