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Q&A
太ることは体にどんな影響がありますか

体脂肪の重要な役割は、エネルギーをもしもの時のために貯めておくことです。またそれ以外にも、食欲やエネルギー消費を調整するレプチンや、免疫系の維持に関与するホルモンを分泌するなど、いろいろな有益な働きをもっています。しかし同時に動脈硬化を起こしたり、高血圧や糖尿病との関係が疑われるようなものも分泌しているのです。

肥満と大いに関係があるとされている病気が、高血圧,糖尿病,高脂血症などです。必ずしも明確な原因は解明されてはいませんが、肥満の度合いとこれらの病気の発症率の間にはあきらかな相関関係があり、要因のひとつであることは間違いないでしょう。これらの病気が直接の死因になることは多くないですが、より恐ろしい心筋梗塞や狭心症、脳卒中などの原因ともなるため、注意が必要です。
さらに痛風や胆石、睡眠時無呼吸症候群、そしてガンなども、肥満によってなりやすいとされています。

脳卒中は、脳出血,脳梗塞,クモ膜下出血などの総称ですが、塩分摂取量の減少などにより脳出血は減っているのに対し、食事の洋風化などにより脳梗塞(脳の血管が詰まる病気)は増えています。その危険因子は、内臓脂肪型肥満のほか、高血圧,高脂血症,糖尿病,肉類中心の食事,飲酒,喫煙などで、いずれも肥満とつながりが強いものです。つまり肥満を避けることで、これらの危険を遠ざけることができるのです。

太ることにより医学的に体にさまざまな影響がありますが、ライフスタイルの面での影響も小さくありません。洋服を買い換えるなどの経済面や、容姿にコンプレックスをもつなどのメンタル面、そして体を動かすことを避けることで、ますます太るという悪循環。やはり健康的に生きるためには、適度な量のおいしい食事と、適度な運動、そしてなるべくストレスをためない生活が大切と言えるでしょう。