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体脂肪率はどれぐらいが理想なのでしょうか
体脂肪率とは、文字どおり体重に占める脂肪の割合です。成人の場合、標準的な体脂肪率は15〜25%で、それ以上に脂肪が過剰に体内に蓄積した状態が肥満ということになります。なお男性と女性では体脂肪の割合が異なり、妊娠や出産などにより多くのエネルギーを必要とする女性のほうが、一般的に体脂肪率が高くなります。
体脂肪率については、BMIのような、明確な基準がないのですが、一般的に男性では25%以上、女性では30%以上を太っているとすることが多いようです。これは体脂肪率を正確に量ることがむずかしいということもあります。水中で量った体重と普通に量った体重の差から体の密度を求めて、それをもとに体脂肪率を計算する水中体重秤量法や、CT,MRIなどで体の断面を写して脂肪の量を量ったり、X線を使う方法などもあります。しかしどれも手間がかかったり、精度がいまひとつなど、問題があります。
なお肥満には、皮下脂肪が多い皮下脂肪型肥満と、内臓の周りに脂肪がつく内臓脂肪型肥満があります。内臓脂肪型のほうが体に害が多いため、内臓脂肪の割合を特に気にする必要があります。CTスキャンで測定するのが正確ですが、お金もかかりますので、一つの目安として、身長にかかわりなく男性はウエスト85cm以上、女性はウエスト90cm以上が、内臓脂肪型肥満の危険域といわれています。
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