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太っているかどうかを判定するBMIとはどんなものですか
BMIとは、体格指数(Body Mass Index)のことで、肥満度をあらわす指数として、世界中で使われています。BMIは次の数式で求められます。
BMI=体重(キログラム)÷[身長(メートル)×身長(メートル)]
肥満かどうかは体脂肪の割合で判定されます。BMIでは身長と体重が同じであれば、筋肉質でも脂肪が多くても同じ数値となり、必ずしも肥満かどうか正確にわかるわけではないのですが、手軽に計算でき、大体の傾向がわかるので、現在は標準的に使われています。
なお日本肥満学会および世界保健機構(WHO)ではBMIによる判定基準を、下の表のように定めています。
BMI
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日本肥満学界の
判定基準(1999)
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WHOの
判定基準(1998)
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18.5未満 |
低体重 |
低体重 |
18.5以上
25未満 |
普通体重 |
正常値 |
25以上
30未満 |
肥満1度 |
肥満前段階 |
30以上
35未満 |
肥満2度 |
肥満度1 |
35以上
40未満 |
肥満3度 |
肥満度2 |
40以上 |
肥満4度 |
肥満度3 |
BMIが22の場合が、肥満による合併症がもっとも少なく、また平均余命も長いということで、これが標準体重とされています。
なおWHOの基準で肥満とされるのはBMI30以上ですが、日本人の場合ここにあてはまるのは人口の2%程度といわれています。しかし肥満にともなう生活習慣病の問題は大きくなってきており、世界的には肥満前段階とされるBMI25〜30の人でも、日本人の場合は注意が必要です。特に隠れ肥満といわれる内臓脂肪型肥満は、生活習慣病を引き起こしやすいといわれており、ウエストサイズの増加には要注意です。
それでは、BMIを計算してみましょう。
体重(kg)と身長(cm)を入れて計算ボタンを押すと、BMIが表示されます。
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