おさびし山のホームメードケーキ
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トロピカルフルーツについて
トロピカルフルーツとは、熱帯地方原産のくだものの総称ですが、調べてみると実にいろいろな種類があります。意外なところでは、柿もトロピカルフルーツの一種だそうです。てっきり日本のくだものだと思っていた方も多いのではないでしょうか。
トロピカルフルーツの特徴は、豊富なビタミンとミネラルが含まれていること。その割にカロリー控えめだったりするのが、うれしいところです。そんなトロピカルフルーツの代表的なものをいくつかご紹介しましょう。

●バナナ(西南アジア原産)
人類が初めて栽培した植物のひとつといわれているほど、古くから親しまれており、現在もっとも安価で大量に出回っているくだもののひとつといえます(昔は高級品だったという話を聞いたことがありますが・・・)。
ほぼすべての必須栄養素を含んでおり、特にビタミンA,Cや食物繊維、ミネラルが豊富です。昔から胃かいようや下痢の薬としても使われていますが、カロリーはちょっと高めです。
●アボガド(中央アメリカ原産)
アボガドとは、メキシコ原住民の言葉で「森のバター」を意味しています。まさに森のバターと呼ぶにふさわしい濃厚な果実は、トロピカルフルーツの中でも飛びぬけてカロリーが高く、脂質やビタミンA,C、カリウム,マグネシウム,リンなどのミネラルが豊富に含まれています。
脂質というとあまりよいイメージはありませんが、高血圧や動脈硬化を防ぐオレイン酸も多く含まれています。また気分を良くする芳香もするとか。
●グレープフルーツ(東南アジア原産)
ザボンというかんきつ類の変異で生まれました。ぶどうのように多く木になるので通称グレープフルーツと呼ばれています。
精製した白色小麦粉を多くとり過ぎると軟骨を形成するカルシウムが不足して関節炎になりやすくなりますが、グレープフルーツに含まれるサリチル酸は、体内の無機カルシウムを溶解させて吸収しやすくするため、関節炎などを防ぐことができます。
また風邪,内臓の粘膜炎症,消化不良,肌のくすみなどを防ぎ、疲労回復や毒物の体外排泄に役立つなど、まさに自然の良薬といえます。なおかつカロリーがとても低いのもうれしいですね。
●キウイ(南中国原産)
キウイフルーツといえばニュージーランドがすぐに浮かびますが、もともと中国原産のマタタビ科の植物で、消化器系のガンの漢方薬として昔から使われていました。
1906年にニュージーランドに紹介され、品種改良を重ねて現在のキウイフルーツができたのです。近年の研究によると、酸化DNAの損傷をおさえて、動物性タンパク質のアミノ酸への消化を助けるなどのはたらきがある成分を含んでおり、消化器系の強壮およびガン予防に効果があることがわかりました。ミネラルやビタミンCも豊富で、低カロリーなのも特徴です。

他にもたくさん種類がありますが、ちょっと見ただけでも、意外な効用があることがわかります。今後もフルーツを使ったお菓子をいろいろご紹介していきますが、健康のためにもトロピカルフルーツを活用してみてはいかがでしょうか。
サラダにそえたり、アイスクリームやゼリーに飾ってみたり、色が美しいので、飾りとしても映えますね。

 

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