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しょうがについて |
最近しょうが入りのケーキやお菓子がはやっているそうです。あの独特の辛味と香りは、料理だけでなくお菓子などにも昔から使われてきました。そんなしょうがについて、今回はご紹介します。
しょうがは古事記にも登場しており、昔からどちらかというと薬として使われてきました。旬は初夏で、葉つきの新しょうがが出回ります。根しょうがは今では1年中手に入りますね。
料理ではその根しょうがをすりおろし、薬味や臭い消しとしてよく使います。タンパク質分解酵素が入っているので、肉を柔らかくする効果もあります。また粉にして、香辛料としたり清涼飲料に入れたりします。
しょうがの辛味成分は、胃液の分泌を促して消化を助けるほか、殺菌作用があります。また魚や肉の臭みを消す働きがあるので、すしと一緒にでるガリは、生魚の臭みを消し食欲増進のはたらきがあるほかに、食中毒の予防にもなるわけです。
そして香りの成分には、発汗,解熱,保温,消炎などの作用があるので、血行をよくして女性の敵である冷え性や肩こりにもよく効きます。そこで今回は、しょうがを使った薬湯と、かぜに効くしょうが湯の作り方をご紹介します。
<薬湯>
しょうがの葉や茎を粗切りにして、それを手ぬぐいなどの木綿の袋に入れ、浴槽にいれて水から沸かします。ぬるめのお湯で、ゆっくり入るのがコツです。血行がよくなってぽかぽかします。
なお根しょうがを切って使ってもよいのですが、人によってはかぶれることがあるので、できれば葉や茎を使いましょう。
<しょうが湯>
根しょうが1片をすりおろし、刻んだ長ねぎとみそをいれた茶碗に加えて、熱湯を注げばできあがりです。かぜのひき始めにこれを飲んで布団に入れば、汗がでて熱が下がり楽になります。
ちなみにイギリスでは紅茶にしょうがを加えてジンジャーティを作り、同じように飲むそうです。これもさっぱりしてなかなかいけそうですね。 |
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