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野菜を食べて長生き
野菜が体にいいというのは常識ですが、ではなぜいいのか、どの野菜がいいのかちょっと調べてみました。
まず緑黄色野菜に多く含まれるベータカロチン(カロチノイド)です。アメリカの国立ガン研究所の報告によると、ガン発生率の高い中国河南省で住民にカロチンを5年以上飲んでもらったところ、ガン死亡率が13%、全死亡率が9%も低下したそうです。
また一般的に女性の方が血液中にカロチンの含有量が多く、平均的に女性の方が長命ということからも、カロチンを多く含む緑黄色野菜を毎日しっかり取ることが、長寿の秘訣といえるようです。

ではカロチンにはどんな効果があるのでしょうか。まずカロチンは腸の中で、1/3ぐらいがビタミンAに変わります。ビタミンAは皮膚や、目,呼吸器,消化器などの粘膜を保護します。そのため肌がきれいになるほか、風邪をひきにくいとか、腸などから悪いもの(発ガン物質など)の吸収を妨げるなどの効果があるのです。

残ったカロチンは血液中に含まれますが、これが最近話題の悪玉である活性酸素から体を守ってくれるのです。活性酸素とは不安定な状態の酸素で、いろいろなものと結びつく性質があり、その結果細胞を傷つけて老化やガンの原因となります。活性酸素はタバコや紫外線、酒,脂の摂取などから体内に発生しますが、カロチンはその発生を効果的に防いでくれます。

次にCMなどでよく耳にする食物繊維です。これには水に溶けるものと溶けないものがあります。水に溶ける繊維は、腸でのコルステロールの吸収を防ぐはたらきがあり、また糖尿病の予防にもなります。水に溶けない繊維は、腸内で水分を吸って膨張することで便通をよくするとともに、腸を刺激して発ガン物質などの悪いものの吸収を防ぐはたらきもあります。
もちろんビタミンB群やビタミンCも体に欠かせない栄養素であり、毎日野菜を食べることで効率的にとることができます。それでは主な秋の野菜と含まれる栄養素について簡単にご紹介しましょう。

●ニンジン
英語名キャロットはカロチンが語源と言われるほどカロチンが豊富。野菜ではトップクラスです。他に高血圧を防ぐカリウムも豊富に含まれています。
●カボチャ
カロチンとビタミンCが豊富に含まれます。よく冬至にカボチャを食べると風邪をひかないといわれますが、それはカロチンからできるビタミンAが粘膜を保護し、ビタミンCも細菌などに対する抵抗力を高めるためです。
●サツマイモ
ビタミンCと食物繊維が豊富に含まれています。またサツマイモの黄色い色はカロチンなので、カロチンも豊富です。
●サトイモ
カロリーが低く、ダイエットには最適です。またカリウムが多く含まれており、カリウムには体内のナトリウムを追い出すはたらきがあるので、高血圧の予防になります。

 

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