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初めての園児の安心お弁当 |
3,4歳の子供が一人でごはんを食べるのは大変なことです。少しでも子供の不安を取り除いてあげられたら、お弁当は成功といえるのではないでしょうか。ポイントは次の5つです。
1.不安にさせない
2.食べきれる量より少なめにする
3.食べたことのないものは入れない
4.嫌いなものは入れない
5.食べ終えたら空になるようにする
1.不安にさせない
ご家庭で何度か幼稚園に持っていくときと同じようなシチュエーションで食べさせ、練習をしましょう。包み方やはし箱も同じものを使います。
2.食べきれる量より少なめにする
一人で食べるのは時間がかかります。みんなより遅くなるのを子供は嫌いますので、園生活に慣れるまではすこし少なめに入れてあげて、ゆっくりお友達とお弁当の時間を楽しむことをあじあわせてあげてください。また幼稚園から帰って、おやつで栄養のバランスを整えてあげてください。
3.食べたことのないものは入れない
見たことや食べたことのない物は、子供はどうしてよいかわかりません。どうしても入れるときは、前日や朝食の時に1つでも食べさせてあげてください。不安からお弁当の時間がきらいになってしまうこともよくあります。
4.嫌いなものは入れない
母親はお弁当になにを求めるでしょう。たぶんお友達や先生と楽しくおしゃべりをしながら、全部食べてきて欲しいはずです。しかしきらいなもの1つのせいでお弁当が嫌いになったりしたら、幼稚園でのお弁当の思い出がつらいものになってしまいます。
園生活に慣れてきたら、子供の様子を見て、残しても怒らないであげましょう。食べてこないと次の日も嫌いなものを入れるお母様がいますが、それは逆効果です。もし全部食べてきたら、必ずほめてあげましょう。お弁当で好き嫌いをなくそうと思わず、幼児期は1週間で栄養バランスを考えてあげればよいと思います。
5.食べ終えたら空になるようにする
かわいいお弁当にはスティックやカップ,バランなどを入れがちですが、子供は全部食べたら空になる方がうれしいのです。園生活に慣れるまでは、食べたら何も残らないお弁当にしたほうが、ごはん粒まできれいに食べる習慣もつきますし、子供は全部食べたととても満足します。そして空のお弁当箱を見たら、お母様は必ずほめてあげましょう。でも子供がカップなどを入れてほしいという場合は、要望にこたえてあげましょう。
最後にオムライスやチャーハンなどでうっかり箸だけを持たせてしまうことがあります。お弁当の中身をよく考えて、お箸,スプーン,フォークを持たせてあげましょう。
また冷凍食品を使う場合は、殺菌のためにもかならず電子レンジで一度温めてください。
初めての集団生活で子供は緊張しています。お母様のお弁当で少しでも緊張をほぐしてあげられたら、園生活も楽しいものになるでしょう。あせらず楽しんでお弁当作りをしてあげてください。 |
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