周りのお年寄りの知識の多さに驚かされることってよくありますよね。そんな知識やノウハウを少しでも伝えていければと思い、「おばあちゃんのレシピシリーズ」をときどきのせていこうと思います。
今回は茨城に住んでいるあるおばあちゃんから聞いたことをもとに作っています。みなさんのおじいさん,おばあさんや身の回りのお年寄りから聞いた役に立つお話があれば、ぜひ教えてください。この欄でご紹介していきたいと思います。またみなさんが子供の頃なんかに作って食べたおやつも募集します。
今回は直接お菓子とは関係ありませんが、春の山菜や野菜を使った手軽な料理です。手作りのお菓子なども取り上げていきますので、ご期待ください。
まずは「ふきみそ」です。
1.ふきのとうを良く水洗いします。
2.たっぷりの水で洗ったふきのとうをゆでます。(2〜3分)
3.ゆであがったふきのとうを良くしぼって、水気をとり、こまかく刻みます。
4.刻んだふきのとうとお好みの量の味噌、砂糖、みりんをすりばちに入れて、良くすりあわせて完成です。
こんにゃくやふろふき大根などにつけて食べたり、おひたしなどに使ってみてください。ちょっぴり苦味のある、大人の味です。
さといもの味噌あえ(「はじきいも」と呼んでいるそうです)
1.さといも(小芋(皮付))を良く洗ってからゆでます。(冷凍のさといもの場合は解凍して使います)
2.今回は山椒味噌をつくります。
3.山椒を良く洗ってゆでます。湯で時間は2〜3分(新芽を使う場合はゆでる必要はありません)
4.ゆであがった山椒の水気ををとり、こまかく刻みます。
5.刻んだ山椒とお好みの量の味噌、砂糖、みりんをすり鉢に入れて、良くすりあわせて完成です。
6.1.のさといもの皮をむいて、出来あがった山椒味噌をからめたら、はじきいものできあがりです。皮をむきながら味噌をつけて食べるのもいいですよ。からめる味噌はふきみそや市販のゆずみそなどでも良いですし、味噌、砂糖、みりんで作った味噌でも美味しいです。
最後はこれから旬を迎える竹の子の保存方法です。材料は竹の子(ゆでたもの)、おから:3〜5kg、塩:おからの1割強。
まず、おからと塩を混ぜ合わせ、漬物用の容器(重石の出来る容器)に塩と混ぜ合わせたおからを入れて、その中へ竹の子を漬け込むようにし、重石をしておけば、半年以上は保存できます。使うときは、かなりしょっぱく漬かっていますので、塩抜きをしてから使います。
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