ケーキはオーブンなどで加熱して作るので、生ものに比べれば、わりと日持ちするものもあります(生クリームやカスタードクリームを使うと難しいですが)。
しかし、卵やバターなどの栄養価が高い材料を使っているので、特に暑い時期は日持ちが気になります。
ついうっかりして暑い日に一日部屋の中に置いておいてしまったとか、子供のおやつに持って行かせたのに、食べきれずに持って帰ってきてしまったなんていうことも、経験があるのではないでしょうか。味がおちるし、なによりも食中毒が心配です。そこで今回は、そんなケーキをうまく再利用する方法をご紹介します。
まず基本的には、スポンジケーキやバターケーキなどで、クリームなどでのデコレーションがされていないことが前提になります。チョコレートケーキなどでもよいですが、フルーツなどは入っていないものを使ってください。
今回ご紹介するのは、ケーキクラムといって、一度焼いたケーキを再度オーブンで焼き、粉々にして水分をとばしてしまいます。こうすることで結構日持ちするようになります。使い方は、クッキーの中に入れたり、ケーキのデコレーションの材料にしたり、アイスクリームに入れてクッキー&クリームにしたりと、いろいろあります。いろいろ使い方を工夫してみてはいかがでしょうか。
それでは作り方をご紹介しましょう。
1.ケーキをある程度の大きさにちぎってほぐしてから、天板にのせます。
2.100〜120℃に温めたオーブンで、約1時間焼きます。焼きながら10〜15分おきにオーブンから取り出して、手やフライ返しなどを使って、荒くほぐします。ただしとても熱いので、軍手などで手を保護して、やけどしないようにしましょう。
3.最後に粉々にすればできあがりです。あら熱がとれたら、お茶の缶などに、乾燥剤といっしょに入れておきます。そうすれば1ヶ月ぐらいはもちます。
ひとこと:
・取り出してほぐすときは、上と下を混ぜる必要があるので、フライ返しが便利です。
・作るのは、他のケーキなどを焼いてオーブンを使い終わった後がいいでしょう。庫内が熱いままでも問題ありません。
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