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ハーブについて その2「イチョウ」 |
銀杏・・・・ どう読みますか?「いちょう」,「ぎんなん」、どちらも○です。
日本人は同じ物でも、いろいろな呼び名を考えます。その代表例の1つが銀杏です。木や葉は「いちょう」、実は「ぎんなん」と同じ漢字でも読み方が違うのです。
今回はイチョウ、それも葉っぱのお話です。イチョウにはギンコライドというすぐれた成分が含まれています。これはイチョウにしかふくまれないのです。ではそのギンコライドとはなんでしょうか。それは脳のバイブルとも呼ばれ、脳が働くのに必要な成分です。
脳のエネルギーは糖分ですが、ギンコライドは糖分を効率的に燃やし、糖分自体の質を高める効果があることが知られているので、ボケの予防や治療に効果が期待できるのではないかと言われています。車はガソリンで走りますが、車が人でガソリンを糖分とすれば、レギュラーのガソリンを入れて走ると、それをハイオクにしてしまう。そんな働きがギンコライド,イチョウの葉にあるのです。
ところでイチョウの木はいつ頃からあるのでしょう。約2億5千万年前からあり、あの氷河期も生き残ったたくましい木なのです。中国,朝鮮半島,日本周辺でしか育たず、日本からドイツに送った木が1本だけ生き残り育っているのが例外のようです。名前は銀杏(ギンチョウ)と呼ばれていたのが、西洋人にはギンコウと聞こえたので、学名はギンコになったといわれています。
イチョウの葉が脳や体によいといわれ、世界中の人々から求められていますが、最大の提供国が日本だということは知っていましたか?街を歩けばハラハラと落ちる黄色い落ち葉。あの落ち葉にこんなすごい力があったなんて・・。
受験生の皆さんの最後の追い込みに、お父さんのボケ予防に。最近問題のイライラしてすぐキレる子供たちに、脳が人間的に働くためにもよいそうです。ストレスも脳で感じているのです。
薬局などで、ティーバックになったイチョウの葉が売っています。試してみる価値はありますね。 |
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