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お菓子の家
お菓子の家といえば、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そのグリム童話、本物は意外と恐ろしい話が多いと、数年前からそれらを紹介する本が出版されたりして、ちょっとしたブームのようです。さらに、グリム童話を書いたグリム兄弟を主人公に、童話に出てくるような村でおこるミステリーを描く、「ブラザーズ・グリム」という映画も話題になりました。

グリム童話とは、ヤーコプとヴィルヘルムのグリム兄弟が、古いドイツの民話を集めて、1812年に発行した「子供と家庭の童話」に始まります。これは改訂を重ねて1857年の決定版(第7版)まで出されましたが、一般的にはこの決定版の200のお話をグリム童話と呼んでいます。中には「白雪姫」や「赤ずきん」「おおかみと7匹の子ヤギ」などのおなじみのお話が数多くありますが、原文訳を読んだことのある人は、意外と少ないのではないでしょうか。
たしかに今読むと、残酷な表現があったりして、子供が読むのにはあまりふさわしくないのかもしれません。そのため子供でも読めるような絵本で読む人が多いのでしょう。でも日本の「かちかち山」などもそうですが、民話というのは結構残酷な内容だったりします。昔の厳しい生活を反映していることもあるのではないでしょうか。

ところで「ヘンゼルとグレーテル」ですが、どんなお話か覚えていますか?
ヘンゼルとグレーテルは、森に住む貧しいきこりの子供ですが、飢饉で食べるものがなくなった両親は、森に子供たちを置き去りにしようと考えます。最初はヘンゼルが道々に光る石を目印に置くことで帰ってくることができましたが、2度目はパンくずを置いたので鳥に食べられてしまい、森で迷子になります。そこで行き当たったのが、魔女の住むお菓子の家。魔女は二人を食べようとしますが、グレーテルの機転でパン焼きオーブンに放り込まれ、焼け死んでしまいます。二人は魔女の家にあった宝石を持ち帰り、ハッピーエンドになります。
ここで出てくるお菓子の家ですが、全体はパン、屋根はお菓子で、窓は透き通るような砂糖でできています。古いドイツのお話なので、パンは黒っぽいライ麦パン、屋根のお菓子はレープクーヘンというハチミツ入りの焼き菓子だと思われます。窓は卵白と砂糖から作るアイシングのことでしょう。
ライ麦については以前ご紹介していますが、レープクーヘンというのは、シュトレンと並び、ドイツを代表するクリスマスのお菓子です。小麦粉とライ麦粉を混ぜてハチミツに混ぜ、スパイスを入れて焼き上げます。割と日持ちがするので、今でもドイツでは、クリスマスにレープクーヘンを使ってお菓子の家を作ることが多いそうです。

そこで、お菓子の家を作ってみました。便利なキットが出ているので、これを使うと簡単にできあがります。クッキーでできた屋根や壁、ドアなどはすべて入っているので、あとは説明書を見ながら、ホワイトチョコやアイシングでくっつけるだけ。粉砂糖や生クリームなどで飾ると、さらにクリスマスムードたっぷりですね。ただし日持ちはしなくなるので、しばらく飾りたい場合は、デコレーションは控えましょう。
やっぱり焼くところから作りたいという方には、家型のクッキー型もありますので、試してみてはいかがでしょうか。
お菓子の家

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