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| ジャファ・ケーキとは |
サッカーW杯で盛り上がったベッカム人気は、なかなか衰えないようです。そのベッカム選手のいるイングランドチームについて、W杯前にこんな記事がありました。
「イングランドチームの専属シェフが、秘密兵器としてイギリスで人気の『ジャファ・ケーキ』を持ち込んだ。ジャファ・ケーキはおいしくて、エネルギーを効率よく摂取でき、スポーツ選手の能力を最大限に発揮させるうえに、普通のチョコレート・ダイジェスティブ・ビスケットに比べて、カロリーは半分、脂肪も8％に過ぎないという。(要約)」
おいしい上にカロリーが少なく、スポーツ選手には最適という記事を読むと、どんなお菓子かとっても興味が湧きます。そこでちょっと調べてみました。
説明によると、ビスケットの上にオレンジゼリーがのり、さらにその上をチョコレートでコーティングしたものとのこと。遠い記憶の中に、そんなお菓子(たしかマクビティのチョコレートビスケットの一種だった)を食べたことがあるような気がしたのですが、実際に20年ほど前に日本でもジャファケーキやジャフィという名前で売っていたそうです。あまり日持ちがしないので、販売をやめてしまったそうですが。オレンジとチョコレートの組み合わせは、甘さとすっぱさがうまく調和してけっこうおいしかったので、ぜひ再発売を期待したいものです。
そのジャファ・ケーキはイギリスではとても人気のあるお菓子で、イギリスのYahoo!で調べたところ、なんと1430件もヒットしました。本家のマクビティをはじめ、いくつかの会社から「ジャファ・ケーキ」として販売されています。英語力の問題もあり、エネルギー摂取とカロリーについての真偽はよくわかりませんが、ダイエットのためにはジャファ・ケーキを食べようというコラムもあり、低脂肪・低カロリーというのは本当のようです。でもたくさん食べると、やはりダイエットには効かないような気がしますが。
1430件の中に、BBCのコラムがあり、おもしろい話が書いてあったので紹介します。イギリスではジャファ・ケーキは、ケーキかビスケットかという論争があるらしいのです。名前はケーキですが、日本的な感覚からいうと、ビスケットだと思いますけどね。というのも、ケーキとビスケットでは税率が違うらしく、税収を増やしたいイギリス政府としては、税率の高いビスケットに分類しなおしたい意向のようです。
もしこの提案が議会を通ると、ジャファ・ケーキは気軽に買えなくなるかもしれません。それでもジャファ・ケーキの人気は衰えそうもないようです。 |
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