おさびし山のホームメードケーキレシピ・ステップアップコース
1台:約1,980kcal |
シフォンは薄い絹織物のことです。名前の通り、ふんわりと軽いケーキです。アメリカで20世紀の初頭に作られたもので、バターの代わりにサラダ油を使い、卵や水など水分が多く入るため、ソフトな口当り、舌ざわりになります。油脂分がサラダ油なので、冷蔵庫に入れて保存しても硬くならず、4〜5日はもつのも特徴です。 |
【材料】(直径21cm、高さ10cm、シフォン型1台分)
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【準備】 | ||
・薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3回ふるいます。シフォンケーキの時は、 空気をたくさん含ませたいので、少し高い所からふるうと良いでしょう。 ・レモンは先に目の細かいおろし金ですりおろし、あとからレモン汁を絞ります。皮は表面 (黄色い部分)だけをおろさないと苦味が出ますので、気をつけましょう。 ・オーブンを180℃に温めておきます。 |
【作り方】 | ||
(1)ボウルに卵黄を入れて泡立て器でほぐし、グラニュー糖(生地用)を入れてマヨネーズ位 のもったりした感じになるようにすり混ぜます。 (2)サラダ油を少しずつ加え、泡立て器で混ぜてなめらかな生地にします。(先にサラダ油 を加える事で、水やレモン汁を加えた時に分離しにくくします。) (3)水を少しずつ入れ、泡立て器で混ぜながらなめらかな生地にします。 (4)レモン汁も同じ様に、泡立て器で混ぜ合わせます。 (5)レモンの皮のすりおろしを加えます。 (6)ふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを加え、泡立て器を大きく動かしてよく混 ぜます。(水分の多い生地なので、へらなどで混ぜるとダマが出来やすくなります。) (7)メレンゲを作ります。別のボウルに卵白を入れ、泡立て器(あればハンドミキサー)で 6〜7分立てにします。さらにグラニュー糖(メレンゲ用)を2〜3回に分けて加えながら、 しっかりと泡立てます(10分立て)。 つやが出て、ピンと角が立つまで泡立てます。 (泡立て器ですくった時、泡が泡立て器の中に、こもる位までが目安です。) (8)メレンゲの1/3量を生地に加え、泡立て器で生地にメレンゲが馴染むまで混ぜます。 先に少量のメレンゲを混ぜる事で、残りのメレンゲが混ざりやすく、しかも泡が消えにく くなるのです。 (9)残りのメレンゲを加えます。生地を底から上にすくい上げるように、切るように混ぜる と泡が潰れにくいです。メレンゲの白い筋が残らないように混ぜます。 (10)何も塗ってない型(水気や油気はよく拭き取っておきます)に生地を流し入れます。 親指で中央の筒を押さえるようにして持ち、型の底を台などにトントンと軽く打ち付け、 気泡を抜きます。 (11)180℃のオーブンで50〜60分焼きます。竹串を刺して何も付いてこなければ、焼き上が りです。しっかり火が通るまで焼かないと、焼き上げたケーキを逆さまにしたとたんに、 スルリと型から抜け落ちてしまいます。 (12)焼き上がったらすぐに型を逆さまにし(筒を下にして)、空き缶や耐熱製のコップなどの 上に筒を乗せて冷まします。こうする事で生地が沈まずに仕上がります。 (13)型から出します。完全に冷めたら、パレットナイフなどを型とケーキの間に差し込ん で、上下に細かく動かしながら型に沿ってこするように回して、生地を型からはがしま す。急がずゆっくり行ってください。パレットナイフはナイフの長さが10cm位のものが 使いやすいです。 中央の筒を持って型から外します。型に生地がくっついている部分があればパレットナイ フでもう一度こするように丁寧にはがして下さい。 底の型とケーキの間にもパレットナ イフを差し込み、細かく前後に動かして剥がすようにします。 最後に筒とケーキの間に パレットナイフを差し込み、上下に動かしてぐるりと剥がします。底から筒を引き抜く ように取り出します。 |
【ポイント】 | ||
・薄力粉とベーキングパウダーをふるう時は、ふんわりさせるため空気をたくさん含ませた いので、少し高い所からふるうと良いでしょう。 ・メレンゲを上手に作るには、まず油気のない器具と、新鮮な卵を使いましょう。またリズ ミカルに泡立て、何度も作る事が大切です。 ・メレンゲを混ぜる時には、泡を消さない(潰さない)ように切るように混ぜましょう。 |
【バリエーション】 | ||
プレーン以外のバリエーションをご紹介します。なおこれらを作る場合は、レモン汁やレモンの皮のすりおろしは使いません。 ●抹茶 抹茶20gを生地に追加します。 ●チョコレート ココア20gを生地に追加します。 ●紅茶 ティーバッグ1個分の紅茶を生地に追加します。ティーバッグは葉が細かくなっているの で、ケーキには使いやすいです。 |